[アンガーマネジメント]強い怒りのコントロール
パワハラ セクハラ モラハラ コロナストレス 職場の人間関係 家族関係…
様々な怒りのあふれる今の時代。どう向き合っていくのかを紹介します。
怒りとは
・「怒り」はもともと消化不良をおこした「傷つき」である
・ 今の怒りは、過去の怒りと一緒になり、より大きくなって出てきている
・ 自分の「こうあるべき」「常識」「〜が当たり前」というモノサシから生まれる
怒りをコントロールするにはどうしたらいい?
・うまく怒りをコントロールできないと、怒りを誰かにぶつけてしまい、人間関係がうまくいかなくなります。
・また、他人に怒りを向けられない時は、自分に向けてしまいます。(自傷行為)
・怒りをコントロールするのに、私が実際に試してみて、効果のあったものを紹介します。
1 怒りを記録する
・日時
・場所
・どんなことがあったか
・その時に思ったこと
を紙やワードなどに書きます。
なぐりがき(なぐり入力)でも大丈夫です。
私は以前パワハラを長い間受けていた時にこれが一番効果がありました。(パソコンでワードに入力)
入力していると不思議とだんだん落ち着いてきます。
落ち着いたころには、書式をととのえたり、順番を変えたりして、見やすい書類を冷静に作成していておどろきました。
また、管理職に相談しにいく時にも役に立ったり、記録をとっていることで堂々と過ごせる日が増えたりしたので、おすすめです。
2 自分で変えられることか、変えられないことかを知る
変えられる(コントロール可能)か変えられない(コントロール不可能)
のどちらなのかをまず知ることが大事です。
①変えられること
→計画をたてて取り組む
②変えられないこと
→変えられないことを受け入れる
→現実的に、できる範囲のことのみ取り組む
→関わらない、気にしない、放っておく
私の場合、②であった時には、なかなか受け入れられずに苦しい思いをしますが、自然災害のようなもの。。。と折り合いをつけています。
3 相手は外国人と思う
人によって育った環境も、価値観も常識もすべてがちがいます。
なので自分の「こうあるべき」「常識」「〜が当たり前」もちがってきます。
「自分の価値観色」のついた色眼鏡を通して、世界を見ているんだと気付くことが大切です。
私は同じ職場の人であっても、相手は外国の人だと思って接することで、実際に怒ることが減りました。
4 さっさと行動する
落ち着いてきたら、さっさと行動しましょう!
私は過去の怒りもひっぱりだして怒って、悩み続けることが多いのですが、今までのその時間を合わせると、いったい何時間になってしまうのだろうととても後悔をしています。
嫌いな人たちのことをわざわざ思い出して苦しくなっているので、本当に時間の無駄です。
自分が行動できることを考え、さっさと行動してしましょう。そして嫌いな人たちを頭や心の中に入れるのをやめましょう。
「嫌いな人は嫌いなままでいいから、それ以上考えないようにすること。これ単純だけど、大事です。」
小池一夫さん
怒りをコントロールできると、生きづらさが軽くなる
今回紹介した方法は、私が実際に取り組んでみて、特に効果の高かったものを紹介しました。
怒りをコントロールすると、思っている以上に、生きづらさがやわらいでいきます。
少しずつでいいので、自分の「怒り」を手なずける練習をしてみてください!
みなさんがより生きやすい世界になるよう願っています。
参考書籍:「アンガーマネジメント」戸田久実 (日経文庫)